映画『そして、生きる』をシニアがみた素朴な感想

2019年9月27日公開

映画『そして、生きる』のシニアおススメ度

映画『そして、生きる』のあらすじ

日本の東北と東京、そしてフィリピンを舞台に、東日本大震災後のボランティア活動で出会った主人公の瞳子と清隆の2人が、運命に翻弄されながらも生き抜く姿を描いた。3歳のときに交通事故で両親を亡くした生田瞳子は、盛岡で理髪店を営む伯父に引き取られ、天真爛漫な少女へと成長していく。

やがて女優を志すようになった瞳子は、東京で開催されるオーディションに挑もうとするが、その前日の2011年3月11日、東日本大震災が発生。震災後、ボランティア活動に参加した彼女は、そこで学生ボランティアの大学生・清水清隆と出会うが……

映画『そして、生きる』をシニアが見た素朴な感想

2011年3月の東日本大震災を物語の中に取り入れた作品がここ最近目につくようになった。取り組み方は各種あるが人により、当時の置かれた状況によりさまざまだ。

本作も震災のボランティア活動が始まりになっている。主人公二人が幼少期に両親を亡くし、親戚の家で成長する、二人の家庭環境まで似通っている。

ただし男性の方が繊細で傷つきやすく優しい。筆者がこの年代のころは真逆のパターンだった記憶がある。

女性(有村架純)が妙にたくましい。実際に拝見していないので断言はできないのだが、有村架純の狸顔(ファンの方ゴメンナサイ)が力強さにあっている。

また男性の主役(坂口健太郎)の対極にいる岡山天音が何とも言えない味を出している。最近続けてこの人の出演作品(Ⅰ“Sアイズ)(ゆうべはおたのしみでしたね)を見る機会があったが今後も注目していきたい若手の一人だ。WOWWOWのドラマで放映したものを編集して劇場版にしてあるが、最初から劇場版で作成したように見劣りしていない。

は、そこで学生ボランティアの大学生・清水清隆と出会うが……

映画『そして、生きる』のキャスト

有村架純

坂口健太郎

映画『そして、生きる』のスタッフ

監督:月川翔

脚本:岡田惠和