映画「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」をシニアが観た素朴な感想

(C)Pilgrimage Films Limited and The British Film Institute 2022

 2024年6月7日劇場公開

映画「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」のシニアのおススメ度

映画「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」のあらすじ

定年退職し妻モーリーンと平穏な日々を過ごしていたハロルド・フライのもとに、北の果てから思いがけない手紙が届く。

差出人はかつてビール工場で一緒に働いていた同僚クイーニーで、ホスピスに入院中の彼女の命はもうすぐ尽きるという。

近所のポストから返事を出そうと家を出るハロルドだったが、途中で考えを変え、800キロ離れた場所にいるクイーニーのもとを目指してそのまま手ぶらで歩き始める。ハロルドには、クイーニーにどうしても会って伝えたい、ある思いがあった。

映画「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」をシニア観た素朴な感想

松竹にて試写を見終わった後の感想です。

筆者はもう70を過ぎており、一緒に学び働いた友人たちも向こう岸に幾人も消えてしまっている。この年代になると本作の内容が心にしみる。

普通の生活を営んでいた老夫婦のもとに一通の郵便が舞い込む。主人が昔世話になった女性からだ。ホスピスにおり主人公(ハロルド)に別れを告げる内容だった。

ハロルドは返事を出すつもりで返事を投函しに行くが、急に彼女に会いたくなり歩き始める。800kmの距離、英国の南から北へ。

途中にいろいろな出来事がよみがえる。心に封印し思い出さないようにしている事、楽しいこと、妻との生活等々。歩くにつれ抑えていた感情があふれてくる。主人公の変化していくさまが心に響く。他の女性のために歩き続ける主人公を見守るしかない妻の表情もいい。残り数年であろう人生に改めて燃える何かを感じさせる作品になっている。

映画「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」をキャスト

ハロルド・フライ
ジム・ブロードベント

モーリーン
ペネロープ・ウィルトン

クイーニー
リンダ・バセット

映画「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」のスタッフ

監督
ヘティ・マクドナルド
製作
ジュリエット・ダウリング ケビン・ローダー マリリン・ミルグロム