映画「倭文(しづり)旅するカジの木」を観たシニアの素朴な感想

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2024年5月25日 劇場公開

映画「倭文(しづり)旅するカジの木」のシニアおススメ度

映画「倭文(しづり)旅するカジの木」のあらすじ

邪悪なものをはらい、身体を守護する神聖な力を持っていたという幻の織物・倭文。その力の源について解き明かす鍵は、衣服の始源を担った「カジの木」にあった。中国南部を原産とするカジの木のルーツをさかのぼり、台湾、インドネシアのスラウェシ島、南太平洋のパプアニューギニアへと旅していく。さらに日本各地で倭文の痕跡を追っていくと、古代国家の重要な謎が明らかになる。現代の織物作家たちが倭文の創造的復元に取り組む姿も映し出す

映画「倭文(しづり)旅するカジの木」を観たシニアの素朴な感想

試写を観終わっての感想です。

本作は5年近い年月をかけたドキュメンタリー映画だ。古事記に記載のある倭文の神とは何かということを見極めるために、京都の帯商、織物作家等の4人が各分野で倭文を復元して神社に奉納するまでをとらえている。

古事記に記載されたのは神の形となっており、それを各人がどうとらえるか、撮影クルーが記録のために南太平洋まで出かける雄大さ、作品が完成した際の感動等が全8話で構成されている。一人の監督が全過程を記録して映画に仕上げた執念ともいえるものがスクリーンから感じられる。

倭文を復元しようと考えた人々にも圧倒される。全編丁寧な編集で、興味がなかった筆者のような老人も引き込まれた。本作の初めに登場する神々が古事記の物語を思い出させ観客を古の世界に引きずり込む、最後に同様の神々が復元し倭文の復元を祝う演出も筆者には目新しかった。

映画「倭文(しづり)旅するカジの木」のキャスト

麿赤兒
コムアイ
大駱駝艦

映画「倭文(しづり)旅するカジの木」のスタッフ

監督
北村皆雄
撮影
明石太郎 戸谷健吾 北村皆雄 門馬一平 アンディ・アルファン・サブラン 小谷野貴樹 藤田岳夫
照明
小西俊雄
音響
斎藤恒夫
整音
斎藤恒夫
編集
田中藍子 戸谷健吾
EED
和田修平