映画「侍タイムスリッパー」をシニアが観た素朴な感想

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2024年8月17日劇場公開

映画「侍タイムスリッパー」のシニアへのおススメ度

映画「侍タイムスリッパー」のあらすじ

幕末の京都。会津藩士の高坂新左衛門は家老から長州藩士を討つよう密命を受けるが、標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまう。

目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所だった。新左衛門は行く先々で騒動を起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだことを知り、がく然とする

。一度は死を覚悟する新左衛門だったが、心優しい人たちに助けられ、生きる気力を取り戻していく。やがて彼は磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩き、斬られ役として生きていくことを決意する。

映画「侍タイムスリッパー」を観たシニアの素朴な感想

本稿は試写観覧後に記入しています。

幕末の武士が、雷の影響でタイムスリップをしてしまい、現代のそれも京都太秦に転移するお話。実に都合よく描かれているが、話が進むにつれ全編時代劇へのオマージュに溢れており、笑いもあり、懐かしさもあり引き込まれてしまった。

主人公の二人の武士(高坂と風見)の敵対する状況と現代の中に溶け込んで生きようとする努力が涙を誘う。(年齢とともに涙腺が弱くなっているようだ。)途中の詳細は各自劇場のスクリーンで確認してほしいのだが、なんといってもハイライトはラストの真剣を使用した二人の決闘場面。これに尽きる。

時代劇の迫力そのもの、引き込まれずにはいられない。筆者が若かった頃の東映や東宝の実力派スターの再現のようだった。本作は時代劇を愛すると思われる多くの人々の協力で出来上がっているようだが、今後も注目したい。

映画「侍タイムスリッパー」のキャスト

高坂新左衛門
山口馬木也

風見恭一郎
冨家ノリマサ

山本優子
沙倉ゆうの

殺陣師・関本
峰蘭太郎

映画「侍タイムスリッパー」のスタッフ

監督
安田淳一
脚本
安田淳一
撮影
安田淳一