(C)Aamir Khan Films LLP 2024
2024年10月4日劇場公開
映画「花嫁はどこへ?」のシニアおススメ度
映画「花嫁はどこへ?」のあらすじ
大安吉日のインド。育ちも性格も全く異なる2人の女性プールとジャヤは、それぞれの花婿の家へ向かう途中で、同じ満員列車に乗り合わせる。
しかし2人とも赤いベールで顔が隠れていたため知らぬ間に入れ替わり、そのまま別の嫁ぎ先に連れて行かれてしまう。予期せぬ旅を通して新しい価値観と可能性に気づいたプールとジャヤは、周囲の人々をも笑顔にしながら、生まれて初めて自分自身の手で人生を切りひらいていく
映画「花嫁はどこへ?」をシニアが観た素朴な感想
本稿は試写観覧後に記入しています。
本作もインド映画の定番の音楽が随所に挿入されていた。しかしそれが少しも騒音にならず、物語の展開になじんでいた。
日本人である筆者からすると、本作のような展開はありえないと思うが、インドの結婚事情を解説されるとなるほどと思ってしまう。親が定めた相手と結婚することが多いインドではあり得るのだろう。
物語の進行につれ取り違えられた花嫁の個人的事情、女性の人権に対する社会の一般的考え方等が理解できてきて、インド社会を理解していない老人にも上質な作品に思えてきた。映画としては警察署長の大岡裁き的な判断が作品をピリッと締めていて、みなハッピーな結末になるのも疲れなくていい。社会風刺の作品だと観覧後に重い気持ちが残ることがあるが本作にはそれがないように思う。俳優個々人は、筆者不勉強のため詳細を存じ上げないが、各人の役割を十分に果たしていたように思えた。プロデューサー
の才能発揮のような作品だと思う。
映画「花嫁はどこへ?」のスタッフ
監督キラン・ラオ
製作アーミル・カーン ジョーティー・デーシュパーンデー キラン・ラオ
原案ビプラブ・ゴースワーミー
映画「花嫁はどこへ?」のキャスト
プール
ニターンシー・ゴーエル
ジャヤ
プラティバー・ランター
ディーパク
スパルシュ・シュリーワースタウ
マノハル警部補
ラビ・キシャン
マンジュ
チャヤ・カダム