映画『家族にサルーテ!』をシニアがみてみた素朴な感想

2019年6月21日 Bunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー!

映画「家族にサルーテ!」のシニアオススメ度

映画「家族にサルーテ!」のあらすじ

世界屈指の美しさを誇るイスキア島に暮らすピエトロ&アルバ夫妻の結婚50周年を祝うために、親戚一同19名が集まった。教会で金婚式を挙げ、自宅の屋敷でパーティも開催される。

久しぶりに再会したファミリーの楽しい宴もお開きとなる頃、天候不良でフェリーが欠航に!思いがけず、二晩を同じ屋根の下で過ごさなければならなくなった、それぞれの家族たち。今まで抑えていた本音が見え隠れし始め、次々と秘密が暴露されてゆく――果たして、この嵐の結末は?

浮気、借金、嫉妬・・・ワケありの大人たち。家族だからこそのストレートな感情をぶつけ合う姿に「私の親戚にもいる!」と、誰もが笑って泣いて共感せずにはいられない人間賛歌!

映画「家族にサルーテ!」をシニアがみた素朴な感想

サルーテとは乾杯という意味だそうだ。

イタリア語を理解しない筆者としてはそうだとしか書きようがないのだが、本作は金婚式を迎えた老夫婦と家族、親戚との3日間にわたるそれぞれの絆を描いている。

舞台はナポリ湾にあるイスキア島、よくできたコメディになっている。

偉そうに書いたが単純に面白かった。親の事業を継いだ長男、長女と小説家として一応成功した次男、親の妹(叔母)の家族、長男の離婚した妻等全部で19人も絡んでくる。

金婚式が終わるまではお互い近況を話して表面を繕っているが、海が荒れてフェリーが欠航になり2日間島に閉じ込められてから、お互いの事情が明らかになってくる。

離婚を決意する人、アルツハイマー症で施設に入ることを決意する人、未来に向かい進むことを決めた若い二人等様々だ。

筆者世代だとそれぞれの関係を整理するのが少し大変かもしれないが、何も考えずにスクリーンを眺めているだけで笑える。

公開は6月21日(金)、どこで公開されているかを探しても鑑賞する価値ありと思う。

映画「家族にサルーテ!」のキャスト

ステファノ・アコルシ         パオロ
カロリーナ・クレシェンティーニ    ジネーヴラ
エレナ・クッチ            イザベッラ
ピエルフランチェスコ・ファビーノ    カルロ
クラウディア・ジェリーニ        ベアトリーチェ

映画「家族にサルーテ!」のスタッフ

監督 ガブリエレ・ムッチーノ
脚本 ガブリエレ・ムッチーノ
パオロ・コステッラ
撮影 シェーン・ハールバット
美術 トニーノ・ゼッラ