映画「さよならくちびる」をシニアがみてみた素朴な感想

© 2019「さよならくちびる」製作委員会
2019年5月 全国ロードショー

映画「さよならくちびる」のシニアおすすめ度

映画「さよならくちびる」のストーリー

音楽にまっすぐな思いで活動する、インディーズで人気の女性ギター・デュオ「ハルレオ」のレオ(小松菜奈)とハル(門脇麦)だが、付き人シマ(成田凌)が参加していくことで徐々に関係をこじらせていく。

全国ツアーの道中、少しずつ明らかになるハル・レオの秘密と、隠していた感情。すれ違う思いをぶつけ合って生まれた曲「さよならくちびる」は、3人の世界をつき動かしていく――

映画「さよならくちびる」の予告

映画「さよならくちびる」を定年後の男性がみた素朴な感想

監督の思い込みが非常に強い映画だと感じられた。何を訴えたかったのかよく理解できない。ただ救いは全編を通じて流れる歌。

主人公二人の歌う歌。秦基博とあいみょんという旬な二人が作詞・作曲した歌。単なる青春音楽映画だと割り切ってみている分には2時間近い上映時間も、筆者のような老人には苦にならなかった。

実際に主人公二人がギターを弾き、歌唱していると知ったときには驚いた。「さよならくちびる」というタイトルは作品中でハル・レオという二人の主人公が歌っている主題歌の曲名なのだがこの曲、そして挿入歌のいくつかが老人の心にもしみてくる

主人公の一人レオを演じている小松菜奈という女優は最近スクリーンでよく拝見する機会があるのだが、いつも目力で圧倒される。これからも頑張って老人に力を与えてほしい。

マネージャー的役割を演じている成田凌ののほほんとした雰囲気も作品にマッチしていると思う。公開は5月31日(金)新元号に変わる最初の月末、音楽好きな人は是非。