映画『アドリフト 41日間の漂流』をシニアが観た素朴な感想

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2020年4月10日劇場公開

映画『アドリフト 41日間の漂流』のシニアおススメ度

映画『アドリフト 41日間の漂流』のあらすじ

。1983年、婚約したばかりのタミーとリチャードは、タヒチからサンディエゴへヨットでの旅に出る。出発から2週間後、記録的なハリケーンが襲い、2人の乗ったヨットは巨大津波に飲み込まれてしまう。ヨットは操縦不能となり、無線もつながらない、そしてリチャードは大けがを負い瀕死の状態にあった。

最悪の状況で、タミーはセーリングの知識を総動員し3200キロ先にある陸を目指すが……。

映画『アドリフト 41日間の漂流』をシニアが観た素朴な感想

実話に基ずく物語は人の胸に響くものがある。本作もそういった物語の一つである。実話に基ずいている以上内容は自然との闘いの過酷さ、極限下での人間関係等になりやすい(それゆえドラマ化したときに人を引き付けるものがある)。

本作の舞台は海。荒れてない時は優雅に旅できるが、荒れると命を失うこともある。主人公の女性(タミー)は婚約者(リチャード)とともに、豪華ヨットを回航する航海に出る。

太平洋上で嵐に遭遇し、ヨットの舵とエンジンが故障してしまいヨットは波に流され漂流する。嵐に遭遇した時にリチャードは水死してしまうのだが、タミーは幻覚を長い間見続ける。リチャードを救助したという幻覚が現実の展開のように見えてきて錯覚を起こす。

食料も水も尽きかけてタミーの「もう行っていいよ」という一言で、幻覚だと理解していたことが観客にも理解できる。そこまでのつなぎが本作の見どころではないか。タミー役の女優(シャイリーン・ウッドリー)が力演している。疲れ切った表情がいい。

映画『アドリフト 41日間の漂流』のキャスト

シャイリーン・ウッドリー

映画『アドリフト 41日間の漂流』のスタッフ

監督
バルタザール・コルマウクル
製作
バルタザール・コルマウクル アーロン・カンデル ジョーダン・カンデル シャイリーン・ウッドリー