映画『ヴェノム』をおじさんが観てみた

©&TM 2018 MARVEL

11月2日(金) 全国ロードショー

映画『ヴェノム』のシニアおすすめ度

映画『ヴェノム』のストーリー

スパイダーマン最大の宿敵、そして

マーベル史上 最も残虐な悪(ダークヒーロー)が誕生する。

――俺たちは、ヴェノムだ。――

宇宙である“サンプル”を採取し地球に帰還するも、不時着した宇宙船。《誰もが望む、歴史的偉業》を発見した<ライフ財団>は、世界を変えるはずだった――。

正義感溢れるジャーナリスト、エディ・ブロック(トム・ハーディ)は、そのトップであるカールトン・ドレイク(リズ・アーメッド)に取材中、ある筋から入手した「ライフ財団が人体実験で死者を出している」という噂の真相を突き止めるべく、ドレイクに直撃する。しかし取材は財団側に中断され、その無謀な取材によりエディは会社をクビになってしまう。恋人のアン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)からも別れを告げられ、これまで住んでいた場所も失い、自暴自棄となるエディ。そんな中、ライフ財団に勤める科学者ドーラ・スカース(ジェニー・スレート)がエディに接触し、「財団へのあなたの追求はすべて事実よ。真実の報道をしてほしい」と懇願する。エディは「俺には関係ない」と一旦は断るものの、ドーラに手を貸すことを決意。ライフ財団の研究所にドーラと共に侵入し調査をするが、そこで人体実験の被験者との接触により“シンビオート”(地球外生命体)に寄生されてしまう。この意思を持った生命体が語りかける声が聞こえ始めたエディの体には、とてつもない変化が起き始めた。彼の中で解き放たれた“何か”が、体を蝕み、増殖していく――。

エディと一体となったヴェノムは、「俺たちは――ヴェノムだ」と名乗りをあげ、ヴェノム誕生の時がついに訪れた!

映画『ヴェノム』をシニアがみた素朴な感想

観賞する前にチラシだけでホラー映画だと誤解していた。

昔見た「エイリアン」のような恐怖を抱く作品だと。

邦画に例えるなら「寄生獣」に傾向は似ていた。異星人と地球人の共生の物語だ。

ただ共生が順調に行くまでに、いろいろな展開があり、それが本作の見どころになっている。主人公は正義感あふれるジャーナリストで「ライフ財団」という研究団体の陰謀を暴こうとするが、逆につぶされてしまう。

ただそれで終わらないのがマーベラスのアメリカンコミックの良さだ。「ヴェノム」の協力を得て最後には正義は勝つ?。

そこまでの過程を「ヴェノム」の中に潜む悪と、ジャーナリストの中に潜む善とが互いに影響しあって解決する。両者の間の心の声がユーモラスさを際立たせる。

思わず笑ってしまう。主人公を助ける女性弁護士、弁護士の友人の医者も十分活躍する。スピード感が作品中にあふれかえっている。文章にすると表現が足りないので、是非スクリーンで確認してほしい。公開は11月2日(金)。もうすぐだ。

映画『ヴェノム』のキャスト

エディ・ブロック/ヴェノム   トム・ハーディ

アン・ウエイン         ミシェル・ウィリアム

カールトン・ドレイク      リズ・アーメッド

トリース            スコット・ヘイズ

ダン・ルイス          リード・スコット

映画『ヴェノム』のスタッフ

監督:ルーベン・フライシャー (『L.A. ギャング ストーリー』『ゾンビランド』)
脚本:スコット・ローゼンバーグ&ジェフ・ピンクナー(『アメイジング・スパイダーマン2』)、
ケリー・マーセル(『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』)、
ウィル・ビール(『L.A. ギャング ストーリー』)