映画『２１ブリッジ』をみたシニアの素朴な感想

２０２１年４月劇場公開

映画『２１ブリッジ』のシニアおススメ度

8⼈の警官を殺した強盗犯を追跡するため、アンドレ刑事
はNYマンハッタン島に架かる21の橋を全て封鎖する。

だが、追跡を進めるうち、表向きの事件とはまったく別の
陰謀があることを悟る。果たしてその真実とは

銃撃とカーチェイスで瞬く間に時間が経過していった。主人公が最後に作品全体の謎を解くことになるのだが、このようなアクションが好きな人にはたまらないだろう。マンハッタン島という限定された空間の中、朝５時までと時間も区切られ犯人を追い詰める緊迫感がすごい。

主人公はすぐ犯人を射殺することで警察内部でも懸念を持たれている黒人警官だが、悪に対しての警官としての正義感は人一倍持っている。犯人を追い詰め同僚の麻薬取締官が、相手を射殺した後も、射殺の状況に疑念を抱く。

常になぜ、どうしてと行動を疑う考え方は筆者にはできない。単なるアクション映画にとどまらず推理する面白さが本作にはある。結果として警察署内部の不正が暴かれることになるのだが、警察組織としてコカイン販売という犯罪に加担しているところに組織の不合理さ、闇を感じさせる。

犯罪を行う方にももっともだと思われる理由らしきものはあるのだが主人公は許さない。見逃すと自分の人生そのものを否定することになるからだろうか。

チャドウィック・ボーズマン

シエナ・ミラー

テイラー・キッチュ

J・K・シモンズ

監督︓ブライアン・カーク「ゲーム・オブ・スローンズ」
脚本︓アダム・マーヴィス、マシュー・マイケル・カーナハン
製作︓ジョー・ルッソ＆アンソニー・ルッソ