シニアが映画『ホテル・ムンバイ』をみた素朴な感想

© 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC
9/27(金) TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー

映画『ホテル・ムンバイ』のシニアおすすめ度

映画『ホテル・ムンバイ』のストーリー

2008年11月26日。インドの五つ星ホテルがテロリストに占拠される。人質は、500人の宿泊客と従業員。

特殊部隊の到着は数日後。宿泊客を逃がすため、ホテルに残った従業員たち。部屋に取り残された赤ん坊を救うため、銃弾の中を行く父と母。

これは「誇り」と「愛」を懸けた、3日間の脱出劇。極限の状況下で、人はこんなにも人を想えるのか―。

映画『ホテル・ムンバイ』の予告

映画『ホテル・ムンバイ』をシニアが見た感想

インドの地名で「ムンバイ」と聞いても筆者にはピンとこなかった。

旧名をボンベイというと聞いてやっと位置関係がはっきりした。インド有数の金融都市だ。市内の超高級ホテル(タージ)他がイスラム教のテロリストに襲撃された実際の事件をモデルにしている

ホテル勤務の従業員たちが、宿泊客の安全を第一に考えながらテロリストから逃がすというのが物語の骨子だが、登場人物の個々人の生活を描写することにより変に英雄視していないところにより真実性が強調されている。

また宗教の怖さも感じる。筆者から見ると人命を尊重しない宗教などおかしいと感じるのだが、その世界しか知らない人々にとってはその信じる思想がすべてなのだろう。

多数の人が無差別に殺戮された後に、やっとテロリストは制圧される。タージも年月を経て再建され、従業員の多くは今もホテルに勤務している。仕事に誇りを持っているプロフェッショナルを感じる。観覧後ほっとした気分になるのは筆者だけではないと思う。

映画『ホテル・ムンバイ』のキャスト

デヴ・パテル

アーミー・ハマー

ナザニン・ボニアディ

アヌパム・カー

ジェイソン・アイザックス

映画『ホテル・ムンバイ』のスタッフ

監督:アンソニー・マラス