映画「THE UPSIDE(最強のふたり)」をシニアが観た素朴な感想

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2019年12月20日劇場公開

映画「THE UPSIDE(最強のふたり)」のシニアおススメ度

映画「THE UPSIDE(最強のふたり)」のあらすじ

スラム街出身で職もなく、妻子にも見放されたデルは、全身麻痺で車椅子生活を送る大富豪フィリップの介護人として働くことになる。

秘書のイヴォンヌをはじめフィリップの周囲の人々は、キャリアも教養もなく、お調子者のデルを雇うことに否定的だったが、周囲の反対をよそに、フィリップとデルは互いにひとりの人間として接し、充実した日々を送る。

しかし、フィリップは誰にも言えない秘密を抱えており、ある日、ふたりの友情を揺るがす出来事が起こる

映画「THE UPSIDE(最強のふたり)」の予告

映画「THE UPSIDE(最強のふたり)」をシニアが観た素朴な感想

アメリカ映画には白人と黒人のペアを描いた映画が多い気がする。本作はフランスでヒットした作品のリメーク版だそうだが、不勉強にも筆者は原版を見ていないので比較ができず申し訳ないが、本作のみの感想を述べさせてもらう。

生きることに憶病になっていて過去に閉じこもってしまった裕福な白人と、前科を持ち家族からも見捨てられているけれど、何事にも前向きに生きようとする黒人。二人が出会いお互いを理解しあい友情を高めていくまでの出来事が、筆者のような老人にはうなずけるものがあり面白かった。

徐々に白人(フィリップ)と黒人(デル)が自分に欠けているもの、勇気、思いやり、家族愛、無鉄砲さ、知性等を相手に見出し、一歩ずつ階段を昇っていく、それを助ける秘書のような女性(イヴォンヌ)。

三人の掛け合いが老人の退屈な時間をホンワカとした気分に変えてくれた。いつの間にか上映時間は終わっていた。小規模上映のようだが多くのスクリーンで公開してほしい。

映画「THE UPSIDE(最強のふたり)」のキャスト

ケヴィン・ハート

ブライアン・クランストン

ニコール・キッドマン

映画「THE UPSIDE(最強のふたり)」のスタッフ

監督:ニール・バーガー