映画「オレンジランプ」をシニアが観た素朴な感想

(C)2022 「オレンジ・ランプ」製作委員会

2023年6月30日劇場公開

映画「オレンジランプ」のシニアおすすめ度

映画「オレンジランプ」のあらすじ

39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された只野晃一は、妻と2人の娘を抱え、不安に押し潰されそうになる厳しい現実に直面していた。

そんな晃一に妻の真央は何でもやってあげようとするが、晃一は日ごとに元気がなくなっていった。しかし、ある出会いをきっかけに真央と晃一の意識に変化が訪れる。

「人生をあきらめなくてもいい」と彼らが気づいたことにより、家庭や職場、地域など2人を取り巻く世界もまた、変化していく。

映画「オレンジランプ」をシニアが観た感想

筆者のつたない記憶の中では、認知症をテーマにした作品は「明日への記憶」「ロンググッドバイ」ぐらいしか思い出せないのだが、それらは認知症が進んでいく本人を家族が見守るという物語だったと思う(もし解釈が違っていたらごめんなさい)。

どれも感動的な作品だったが本作は患者本人が病気に立ち向かっていき、認知症になっても終わりじゃないんだと感じるということ、周囲の人々の協力の大切さを強くあらわした作品だ。主人公が認知症だと判明した時の心の葛藤、妻の不安それらがどんどん色濃くなっていくときに、認知症患者の集まりに参加し、どうすればこれまでの生活と同じような生活を過ごすことができるのかという発想が大事なんだと気付く場面は感動的だ。

妻も介護方針を転換し家族、近隣住民、勤務先の人々もサポートする体制を組む、素晴らしいとしか言いようがない。ややもするとよかったねで終わりになることをそれまでの経過を丁寧に描写することによって纏めている。同年代には観てほしい作品だ。

映画「オレンジランプ」のキャスト

貫地谷しほり
和田正人
伊嵜充則
新井康弘

映画「オレンジランプ」のスタッフ

三原光尋
原作
山国秀幸
脚本
金杉弘子 山国秀幸