おじさんが映画「ウトヤ島、7月22日」をみてみた

2019年3月8日全国公開

映画「ウトヤ島、7月22日」のシニアおススメ度

映画「ウトヤ島、7月22日」のストーリー

2011年7月22日に起きたノルウェー連続テロ事件の一つ、ウトヤ島で起きた銃乱射事件を映画化。全編のうち72分間をワンカットで映像化

映画「ウトヤ島、7月22日」をおじさんが見た感想

日本では詳細が伝えられていないようだが、2011年に起きたテロ事件は、当時のノルウェー国内に強い衝撃を与えたようだ。

本作品はその一つであるウトヤ島での銃撃事件を題材としている。加害者を映すことなく銃声でテロの事実を表現し、被害者個々人と現場の情景をワンカットのカメラで撮り、臨場感を盛り上げている。それゆえに観客もぐんぐんと物語の中に引き込まれてゆく。

被害者となる、政党青年部主催のサマーキャンプ参加の若者たちに何気ない会話、夢、考え方、家族への愛を語らせることで、テロの恐怖と突然巻き込まれてしまった理不尽さを浮かび上がらせている。この事件につき討論してほしいとの意図があるようだが、筆者のように現役を引退した人にも是非観覧してほしい映画だ。

また監督に興味を持った人は他作品で「ヒトラーに屈しなかった国王」という作品もぜひ見てほしい。DVD化されている。本作品の公開は本年3月8日(金)だ。

映画「ウトヤ島、7月22日」のキャスト

アンドレア・バーンツェン          カヤ
エリ・リアノン・ミュラー・オズボーン    エミリア
ジェニ・スベネビク             オーダ
アレクサンデル・ホルメン          マグヌス
インゲボルグ・エネス            クリスティーネ

映画「ウトヤ島、7月22日」スタッフ

監督     エリック・ポッペ
製作     フィン・イェンドルム
スタイン・B・クワエ
製作総指揮 スタイン・B・クワエ
フィン・イェンドルム