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2021年8月6日劇場公開
映画「明日に向かって笑え!」のシニアおススメ度
映画「明日に向かって笑え!」のあらすじ
2001年、アルゼンチンの寂れた田舎町。元サッカー選手のフェルミンら住民たちは、放置されていた農業施設を復活させるため、貯金を出し合うことに。しかしその金を銀行に預けた翌日、金融危機で預金が凍結されてしまう。
しかもこの状況を悪用した銀行と弁護士に預金を騙し取られ、住民たちは一文無しに。奪われた夢と財産を取り戻すべく、驚きの作戦を練る彼らだったが……。
映画「明日に向かって笑え!」をシニアが観た素朴な感想
日本国内でアルゼンチン映画を観賞する機会はあまりない。本作はその数少ない映画の一つだ。舞台は2001年に起こった同国の金融危機。
国内の田舎町の人たちが自分たちがだまし取られた資金を、知恵と努力で取り戻す物語。アルゼンチン国内でヒットしたそうだが国民皆、この時の預金封鎖された悔しさを忘れていなかったのかもしれない。
混乱の渦中で私腹を肥やした人間を許せない気持ちが強かったのだろう。もちろん他人の金庫から現金強奪するのだから立派な犯罪なのだが、所有者は表面上苦情を言えない資金なのだし、盗んだ人々も自分の資金のみを取り返す意図しかなくこの感覚が喜劇としての要素を高めている。
人を物理的に傷つけてないところもいい。また盗んだ人々の各役割も納得がいく。
アルゼンチン映画に愛着がわく機会になるかもしれない。ハリウッドやヨーロッパの映画に比しても、面白いといえる作品の一つだと思う。
映画「明日に向かって笑え!」のキャスト
リカルド・ダリン
ルイス・ブランドーニ
チノ・ダリン
アンドレス・パラ
ベロニカ・ジナス
ダニエル・アラオス
映画「明日に向かって笑え!」のスタッフ
監督
セバスティアン・ボレンステイン
製作
ウーゴ・シグマン リカルド・ダリン
マティアス・モステイリン
チノ・ダリン
レティシア・クリスティ
フェルナンド・ボバイラ
シモン・デ・サンティアゴ
製作総指揮
ハビエル・ブリア
原作
エドゥアルド・サチェリ
脚本
セバスティアン・ボレンステイン エドゥアルド・サチェリ