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8月30日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
映画『やっぱり契約破棄していいですか?』のシニアおすすめ度
映画『やっぱり契約破棄していいですか?』のあらすじ
小説家を目指すも全く芽の出ない青年ウィリアムは、人生に絶望して7回も自殺を試みたが、いずれも失敗していた。一方、ベテラン殺し屋のレスリーは、英国暗殺者組合の暗殺件数のノルマを達成できず引退寸前に追い込まれていた。
ある日、ひょんなことからレスリーと知り合ったウィリアムは、1週間以内に自分を暗殺するよう依頼する。
そんな矢先、出版社で働くエミリーから、ウィリアムの小説を出版したいという電話が掛かってくる。出版へ向けて話し合ううちに急速にひかれ合うウィリアムとエミリー。ようやく生きる希望を見いだしたウィリアムは、レスリーとの契約破棄を希望するが……
映画『やっぱり契約破棄していいですか?』の予告
映画『やっぱり契約破棄していいですか?』をシニアが見た素朴な感想
れまで本作と同様のストーリーは何度か目にした記憶があるが、その都度笑わさせられた。本作もその一つだった。死にたい小説家とクビ寸前の殺し屋の物語、他の作品との違いは殺し屋とその妻との夫婦愛だ。
普通、妻は夫の仕事内容を詳細には把握していないのだが本作では記録集まで作成し、仕事の悩みも理解しようとする。引退の事実に直面して迷う夫を慰める。その事実だけでも不謹慎ながら笑ってしまう。もちろん仕事を依頼する死にたい小説家がいないと物語は成り立たないのだが。
また英国暗殺者組合という組織もユニークな存在だ。仕事にノルマがあり老人でノルマが未達成になると本人に引退勧告する。
まるで成果の出ないサラリーマンにリストラ宣告を下す人事部員みたいでシニアには身につまされる。それらが深刻さのかけらもなく展開していくところに本作のユニークさが際立つ。
日本映画では構成できないであろうコメディだと思う。
映画『やっぱり契約破棄していいですか?』のキャスト
トム・ウィルキンソン
アナイリン・バーナード
フレイア・メーバー
マリオン・ベイリー
クリストファー・エクルストン
映画『やっぱり契約破棄していいですか?』のスタッフ
監督
トム・エドモンズ
脚本
トム・エドモンズ