映画 「LORO 欲望のイタリア」をシニアがみた素朴な感想

©2018 INDIGO FILM PATHÉ FILMS FRANCE 2 CINÉMA

11月15日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開

映画 「LORO 欲望のイタリア」のシニアへのおすすめ度

映画 「LORO 欲望のイタリア」のストーリー

スキャンダル政治家として知られるイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニ。整形に植毛、女性問題に数々の失言など、失笑エピソードが有名な彼だが、首相の座に登りつめた手腕は只者ではなかった。

セクシー美女を招き贅の限りを尽くした酒池肉林で生気を養い、政治とカネ、マフィアとの癒着、権力・職権乱用は朝飯前。その野心は燃え尽きることはなく、怪物ベルルスコーニは首相の座に返り咲こうと動き出す。今、狂乱の扉が開く――!

映画 「LORO 欲望のイタリア」のシニアがみた素朴な感想

イタリア政治史上最大のミステリーといわれる「ベルルスコーニ」のエピソードを描いた映画だというのが本作のうたい文句のようだが、前半30分ほどのマフィアと思われる人物の描写とベルルスコーニとの関連が筆者には最後まで理解できなかった。

ただ上映時間を長くするだけの遊びのように思えて仕方がなかった。スキャンダルのそれぞれを表しているようだがその後の展開も前後の脈絡が飛び過ぎていて、当時のイタリア政界とベルルスコーニ自身の噂を理解していないと映画自体の理解は難しいように感じた。

その内容を分かる人には楽しい映画なのかもしれない。ベルルスコーニ自身は都合三度イタリア政界を率いる首相となったが汚職、女性問題、失言癖等で当時のイタリア政界を騒がせた。二度離婚を経験しており二度目の妻との愛情もエピソードとして描かれている。この部分はかわいい男性として描かれている。

最後は孤独に沈むのだが観客によっては異なる感想を持つかもしれない。ご自身の目で確認してほしい。

映画 「LORO 欲望のイタリア」のキャスト

トニ・セルヴィッロ

エレナ・ソフィア・リッチ

リッカルド・スカマルチョ

映画 「LORO 欲望のイタリア」のスタッフ

監督:パオロ・ソレンティーノ