映画「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」をシニアが観た素朴な感想

2020年1月24日劇場公開

映画「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」のシニアおススメ度

映画「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」のあらすじ

自らをドン・キホーテと信じる老人と若手映画監督の奇妙な旅路を描く。仕事への情熱を失っていた若手CM監督のトビーはスペインの田舎での撮影中、謎めいた男からDVDを渡される。

それはトビーが10年前の学生時代に監督し、賞にも輝いた「ドン・キホーテを殺した男」だった。映画の舞台となった村が近くにあることを知ったトビーは、現地を訪れるが、ドン・キホーテを演じた靴職人の老人ハビエルが自分を本物の騎士だと信じ込むなど、村の人々はトビーの映画のせいですっかり変わり果てていた。

トビーをドン・キホーテの忠実な従者サンチョだと思い込んだハビエルは、トビーを無理やり連れ出し、冒険の旅へ出るが……。

映画「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」をシニアが観た素朴な感想

あまりにも原作と相違があったので、年寄りには物語についていくのが大変だった。ドン・キホーテに取りつかれた老人と映画監督とその周囲の人々の物語。

人の運命はちょっとの出来事で大きく変化するをスクリーンで表現するとこの映画のようになるのだろうか。10年ほど以前に卒業制作でドン・キホーテを撮影した監督が、同じテーマをスペインの同じ場所で撮影しようとする。

そこにはかっての思い出と映画に出演したことによって、その後の人生がくるってしまった老人と娘がいる。

主役の監督はその事実を知って後悔と彼らの現在の状況を何とかしようと駆けずり回る。監督役のアダム・ドライバーと老人役のジョナサン・プライスが妙に役にはまっていていい。本作は企画から完成まで数十年を要し呪われた企画とまで言われたそうだが、年月がかかっただけのことはあったような気がする。ただし注意して見ていないと展開がわからなくなってしまう。主役の監督の駆けずり回り方が原作とダブって仕方なかった。

映画「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」のキャスト

アダム・ドライバー

ジョナサン・プライス

映画「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」のスタッフ

監督 テリー・ギリアム