(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年6月15日劇場公開
映画「空飛ぶタイヤ」のシニアへおススメ度
映画「空飛ぶタイヤ」のあらすじ
ある日トラックの事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社社長、赤松徳郎が警察から聞かされたのは、走行中のトラックからタイヤが突然外れたという耳を疑う事実だった。整備不良を疑われ、世間からもバッシングを受ける中、トラックの構造自体の欠陥に気づいた赤松は、製造元であるホープ自動車に再調査を要求する。しかし、なかなか調査が進展を見せないことに苛立った赤松は、自ら調査を開始。そこで赤松は大企業によるリコール隠しの現実を知ることとなる。
映画「空飛ぶタイヤ」をおじさんがみた感想
最近、非常に人気のある池井戸潤原作の初映画化作品というだけでも興味があるのに、出演者が長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生等見てみたい旬の人々。試写室も予想通りの満席で補助席多数。ヒット気配大と思われる作品である。
物語は車両事故をめぐる大企業と中小企業の、各々の立場、正義、信念がぶつかり合う骨太の作品となっている。
原作者は筆者の記憶に相違なければ財閥系金融機関に勤務された経験をお持ちで、それだけに大企業、金融機関の内容がよく描かれている。原作者の金融機関を基にした他の作品では多少の誇張があるが、コンプライアンスが現在ほど重要視されていない時代の大企業といわれた企業の社内風土は良く描かれている。見終わった後で原作本を読んでもいいし、読んでから見てもいいシニアに推薦できる作品に仕上がっている。是非、映画館に足を運んでほしい。シニア料金の利用をお勧めする。
映画「空飛ぶタイヤ」の予告
映画「空飛ぶタイヤ」のキャスト
長瀬智也 赤松徳郎
ディーン・フジオカ 沢田悠太
高橋一生 井崎一亮
深田恭子 赤松史絵
岸部一 徳狩野威
映画「空飛ぶタイヤ」のスタッフ
監督 本木克英
原作 池井戸潤
脚本 林民夫
製作総指揮 大角正
エグゼクティブプロデューサー 吉田繁暁