（C）2019映画「轢き逃げ」製作委員会
2019年5月10日（金）全国公開
映画「轢き逃げー最高の最悪な日―」のシニアおすすめ度
映画「轢き逃げー最高の最悪な日―」のストーリー
事故と事件と、そこに巻き込まれた人々に、“終わりのない、そのあと”が訪れる。
ある地方都市で起きた交通事故。一人の女性が命を落とし、轢き逃げ事件へと変わる。
車を運転していた青年・宗方秀一、助手席に乗っていた親友・森田輝。
二人は秀一の結婚式の打合せに急いでいた。婚約者は大手ゼネコン副社長の娘・白河早苗。悲しみにくれる被害者の両親、時山光央と千鶴子。
その事件を担当するベテラン刑事・柳公三郎と新米刑事・前田俊。平穏な日常から否応なく事件に巻き込まれ、それぞれの人生が複雑に絡み合い、抱える心情が浮き彫りになっていく。
彼らの心の奥底に何があったのか？何が生まれたのか？
その悲劇の先に、彼らは何を見つけられるのか？
映画「轢き逃げー最高の最悪な日―」の予告
映画「轢き逃げー最高の最悪な日―」をシニアがみた素朴な感想
テレビドラマや映画の「相棒」で有名な水谷豊の監督第二作目の作品という事を筆者は会場でパンフレットを見るまで知らなかった。案内の葉書には記入してあったのだろうが老人は文字が小さいと細部はよほどのことがない限り読まないものだ。
特に筆者のように老眼鏡の世話になる必要がある人間はそうだ。どおりで被害者の父親（水谷豊）が執念深く真実を追求し、轢き逃げが必然的に派生するよう仕組まれたものだという事を暴き出す場面が長く続いたのだと納得がいく。
被害者の父親は、ここまで執念深くなれないのではないか。轢き逃げ犯の友人を自称している輝役の石田法嗣の狂気が印象に残る。サラリーマン社会の男の嫉妬はすごいものだと感心させられる。ここまで用意周到に犯罪になりそうなことを準備するとは変質的であり、通常人から見ると完全に壊れている。
また中年の刑事役の岸部一徳が渋い味を出していて画面を落ち着かせるのに役立っている。ミステリーとしては面白い作品に仕上がっている。
映画「轢き逃げー最高の最悪な日―」の出演者
中山麻聖 宗方秀一
石田法嗣 森田輝
小林涼子 白河早苗
毎熊克哉 前田俊
水谷豊 時山光央
映画「轢き逃げー最高の最悪な日―」のスタッフ
監督 水谷豊
脚本 水谷豊
撮影監督 会田正裕
音楽 佐藤準
テーマソング手嶌葵
映画「轢き逃げー最高の最悪な日―」公式サイト
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