映画「パトリシア・ハイスミスに恋して」をシニアが観た素朴な感想

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2023年11月3日 全国劇場公開

映画「パトリシア・ハイスミスに恋して」のおススメ度

映画「パトリシア・ハイスミスに恋して」のあらすじ

「太陽がいっぱい」「キャロル」「アメリカの友人」を生んだアメリカの作家パトリシア・ハイスミスの知られざる素顔に迫るドキュメンタリー

偽名で発表した「キャロル」は自伝的小説であり、1950年代のアメリカでハッピーエンドを迎えた初のレズビアン小説だった。しかしそんな栄光を手にしながらも、ハイスミス自身は、女性達との旺盛な恋愛活動を家族や世間に隠す二重生活を余儀なくされていた。

映画「パトリシア・ハイスミスに恋して」をシニアがみた素朴な感想

筆者の不勉強で申し訳ないが、本作を観賞するまで標題の人物について、何一つ存じ上げなかった。昔筆者が名画座でスクリーンに食いつくように観た「太陽がいっぱい」「キャロル」等の作者であったとは。

しかも女性同士の愛の傾向が強かったなんて。本作はパトリシアのかつての恋人や関係の深かった人々に本人を語らせることにより、本人の生きざまを浮かび上がらせる作りになっている。

現代では周囲の理解が進んでいるようだが、パトリシアが活動していた時代、LGBTに対しては理解が一般的ではなかったように思う。そのような時代に自分を隠しながら後世まで読み継がれる作品を執筆し続けたパトリシアに脅威さえ感じる。ただ最後はスイスの自宅で一人息を引き取ることになるのだが。

パトリシアの作品は心理犯罪小説といわれるものらしい。筆者が観た映画化された作品には、犯罪を犯すまでの作品の主人公の感情の推移が細やかに表現されていたような気がする。筆者の一方的な感想なので悪しからず。

映画「パトリシア・ハイスミスに恋して」のキャスト

マリジェーン・ミーカー
モニーク・ビュフェ
タベア・ブルーメンシャインタベア・ブルーメンシャイン

映画「パトリシア・ハイスミスに恋して」のスタッフ

監督
エバ・ビティヤ
製作
マウリツィウス・シュテルクレ・ドルクス カール=ルートビヒ・レッティンガー
脚本
エバ・ビティヤ