映画『ハニーボーイ』をシニアが観た素朴な感想

8月7日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館 ほか全国順次公開

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映画『ハニーボーイ』のあらすじ

人のふりをしていた、12才の自分に会いに行く―
若くしてハリウッドのトップスターに躍り出たオーティス(ルーカス・ヘッジズ)は、撮影に忙殺されるストレスの多い日々の中で、アルコールに溺れるようになっていた。2005年のある夜、泥酔して車を運転し事故を起こしたオーティスは、更生施設へ送られる。そこでPTSDの兆候があると診断され、「まさか」と驚くオーティス。原因を突き止めるために、今までの思い出をノートに書くようにと言われたオーティスは、過去の記憶を辿り始める。真っ先に思い出すのは、父のこと。
10年前の1995年、子役として活躍する12歳のオーティスは(ノア・ジュプ)いつも突然感情を爆発させる前科者で無職の“ステージパパ“ジェームズに、振り回される日々を送っていた。そんなオーティスを心配してくれる保護観察員、安らぎを与えてくれる隣人の少女、撮影現場の大人たちとの交流の中で成長していくオーティスは、新たな世界へと踏み出すのだが──。

映画『ハニーボーイ』の予告

映画『ハニーボーイ』をシニアがみた素朴な感想

若くして自分の人生から逃避するために、アルコール依存症になった青年が、10年前の自分と向き合い、それまで否定していた父親との関係を見つめなおしていく物語。

主役を演じたシャイア・ラブーフの半自伝的映画で邦題の「ハニー・ボーイ」とはラブーフの子役時代のニックネームだそうだ。子供のころ主人公は子役で稼いでおり、父親はマネージャー的な役割で生活していた。

父親自体はほかの仕事でもきちんと稼いで生活できるという思いを持っているが何をやってもうまくいかず、だんだん自分を追いつめ主人公につらく当たってしまう。主人公は普通の父親みたいに接してほしいという願いを常に持ち続け、父親を拒むようになる。10年後自分が禁酒プログラムを受講するときに初めて当時の父親の気持ちがわかってくる。簡単に書くとこういう展開だと思うが老人には時間の前後が目まぐるしすぎて、父親の卑屈さだけが強く印象に残った。子役のノア・ジューブが熱演している。

映画『ハニーボーイ』のキャスト

ジェームズ:シャイア・ラブーフ

オーティス(22歳):ルーカス・ヘッジズ

オーティス(12歳):ノア・ジュプ

パーシー:ブライオン・バウワーズ

ドクター・モレノ:ローラ・サン・ジャコモ

シャイ・ガール:FKAツイッグス

映画『ハニーボーイ』のスタッフ

監督/製作:アルマ・ハレル

脚本:シャイア・ラブーフ

製作:ブライアン・カバナー=ジョーンズ

ダニエラ・タプリン・ランドバーグ

アニタ・ゴウ

クリストファー・レゲット(p.g.a.)

撮影監督:ナターシャ・ブライエ

プロダクションデザイン:JC・モリーナ

衣装デザイン:ナターシャ・オブライエン

編集:モニカ・サラザー

ドミニク・ラペリエール

音楽:アレックス・ソマーズ