© 2018 STUDIOCANAL SAS
8月30日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
映画「ガーンジー島の読書会の秘密」のシニアおすすめ度
映画「ガーンジー島の読書会の秘密」のあらすじ
第2次世界大戦中、イギリスで唯一ナチスドイツに占領されたチャンネル諸島の1つであるガーンジー島。そこに暮らす人々の支えとなっていたのが、島での読書会とその創設者であるエリザベスという女性の存在だった。
人と人の心を本がつないだ事実に強く興味を抱いた作家のジュリエットは、読書会に関する記事を書こうと島を訪ねるが、島にはエリザベスの姿はなかった。
読書会のメンバーと交流をしていく中で、ジュリエットは彼らが重大な秘密を隠していることに気づいてしまう。
映画「ガーンジー島の読書会の秘密」の予告
映画「ガーンジー島の読書会の秘密」をシニアがみた素朴な感想
物語の舞台となっているガーンジー島がどこに存在するのか知っている人は少ないと思う(もちろん日本人でのことだが)。
イギリス海峡のフランスに近いところにあり、第2次世界大戦でナチスドイツに占領されたイギリス王室領だそうだ。本作の原点は占領時代の事件だ。
戦後作家のジュリエットが、あることからこの島の読書会のことを知り島を訪ね、事件を解き明かす。その間にジュリエットと島の酪農家ドーシーとの男女の感情が高まっていく。
ラブロマンス仕立ての品のいい推理小説になっている。ところどころにナチスドイツの残虐さをにおわせながら人間の尊厳とは何かという事までを考えさせられる。
恋愛を成就させるジュリエットとドーシーのラストの港のシーンが、昔の日活映画を見ているようで筆者には懐かしかった。
また時代背景で手紙が個人間の意思伝達手段となっていて、携帯電話やメールが普通になっている時代でも味わい深かった。
映画「ガーンジー島の読書会の秘密」のキャスト
リリー・ジェームズ
ミキール・ハースマン
グレン・パウエル
ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ
キャサリン・パーキンソン
映画「ガーンジー島の読書会の秘密」のスタッフ
監督 マイク・ニューウェル
製作 ポーラ・メイザー
マイケル・カプラン
グレアム・ブロードベント
ピート・チャーニン